生コンクリートとは、建築工事や土木工事などの現場で幅広く使用される建築資材の一つです。
住宅・施設といった建築物をはじめ、道路・ダム・橋梁などのインフラ設備に至るまで、町のあらゆる場所で生コンクリートが使われています。

私たちは町づくりの基盤となる生コンクリートの製造・販売事業を展開し、人々の生活を支え地域社会に大きく貢献しています。
生コンクリートには高強度や軽量のものなどさまざまな種類が存在し、建築物や用途によって材料の配合などが異なります。事前の打ち合わせや納品までの段取りを行い、お客様の現場環境・条件に合わせた生コンクリートを製造、出荷することが私たちの仕事です。

当社では良質な生コンクリートを製造するため、適切な骨材の配合を行い、バッチャープラントとよばれるコンピュータ化された最新鋭の製造設備を使用しています。
製造過程において時間の経過とともに品質が変化するほか、気候・気温の違いや材料の変動にも影響を受けやすい性質があるため、モニターでチェックしながら品質管理を徹底しています。製造から出荷するまでJIS規格にもとづいた管理のもと、品質に問題がないか試験・調整を行い、ベストな状態で各現場へ出荷しています。

また、安定した品質の生コンクリートを製造するためには、プラント設備のメンテナンスも重要です。機械を安全に作動させるため、工場内の巡回や各設備の点検などを行い、トラブルを未然に防いでいます。
お客様のニーズに応えるべく、高品質な生コンクリートを円滑に製造・出荷できるよう業務に携わっています。

一見頑丈に見えるコンクリートの構造物ですが、経年劣化や風雨・紫外線などのダメージを受けて損傷していきます。コンクリートは劣化が進むとひび割れ・剥離・漏水といったトラブルが起こり、構造物の寿命が短くなる原因になります。

私たちは老朽化の進んだコンクリート構造物における劣化調査・診断及び延命化に必要な補修工事を行っています。目視によるチェックをはじめ専用の機器を用いて、コンクリート表面のひび割れや漏水状況などを調査し、どのような補修が適切か見極め施工します。早期に修繕を施すことにより、構造物を建て直すことなく、耐性を向上させ長寿命化を図ります。

更に耐震診断・補強設計及び耐震補強工事にも力を入れ、災害に強い安全な構造物づくりにも取り組んでいます。コンクリートの強度や建物のバランスなど、あらゆる角度から建築基準法によって定められた耐震基準を満たしているか綿密に調査します。
診断結果をもとにどのような補強が必要か計算・計画し、万全な耐震補強工事を行っています。住まいやインフラ設備などの耐震性を高めることで、人々の命と財産を守ることにつながります。

生コンクリート製造事業で培ったノウハウや知識を存分に活かし、景観はもちろんのこと、安心・安全を最優先にした社会基盤づくりを目指しています。